2013年10月24日

北欧紀行:バルト海に沈む夕日

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シリアラインの船の上から見たバルト海に沈む夕日です。
波がきらきらと夕日に反射して、それはそれはきれいでした。
バルト海は穏やかなだけではなく塩分濃度も低いため、
今でも海で絨毯を洗うそうで、専用の洗い場もありました。
もちろん自然にやさしい洗剤を使用し、海を汚さないという配慮は徹底しています。
海で絨毯を洗うなど日本ではちょっと考えられません。

北欧紀行:シリアライン

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ヘルシンキからはシリアラインクルーズでスウェーデンまで移動しました。
時差は1時間遅れで、夕方船に乗り込み、バルト海を航海して翌朝ストックホルムに着きます。
バルト海は波も静かで、真っ赤な夕日が沈むのを船の上から眺めることができました。
客船クルーズは初めての体験でしたが、乗船する時もバンドミュージックとダンスで
歓迎していただき、無料で楽しめるショーも盛り沢山で、驚きながらも楽しく貴重な一時を
満喫することができました。

2013年10月23日

北欧紀行:白夜

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ヘルシンキの白夜です。夜の8時40分位で、空の色が何とも言えない色合いです。
団員全員で大聖堂前のレストランに夕食を食べに行き、ホテルに戻る途中に写しました。
あまりに美しい光景だったので、今でも脳裏に焼き付いています。
北欧は美しい白夜が終わると長い冬がやってきます。
秋の一番良いシーズンに訪れることができたことを感謝しています。

北欧紀行:マネージメントディレクター久美子Hiltunen様

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マネージメントディレクターの久美子Hiltunen様には、フィンランドのヘルシンキ市とエスボー市の
視察で大変お世話になりました。通訳としても抜群で、知的で美しく素晴らしい方です。
いつもにこやかでウイットに富んでユーモアもあり、
それでかつ頼もしいのですから言うことありません。今回フィンランドの方々との様々な交流を
楽しく活発に行うことができたのも、久美子様のお力によるところが大きいと実感しています。
「フィンランドは素朴だけれど人間性が豊かでいい国、日本とフィンランドの架け橋になりたい」と
おっしゃっていました。
最終日の視察を終えて、ホテルの前で記念撮影をさせていただきました。
異国で生活されるだけでもご苦労が多いと思いますが、その地でたくましく能力を発揮されている
久美子様が本当にまぶしく見えました。
北欧で活躍する日本女性にお会いする機会がありましたが、
どの方も溌剌として輝いておられました。

2013年10月21日

北欧紀行:自転車道路

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北欧ではどこの国でも自転車が通勤手段として使われていました。
事故防止のために、道路も歩道、自転車専用道路、車道と3つに分かれています。
上の写真はヘルシンキで宿泊したホテル近くの道路です。
省エネルギー政策や自然環境保護のためにも、自転車の活用は無くてはならないようです。
「車より自転車に注意するように」と言われるほど、
スピードを出して通行する自転車が多かったです。

チューリップの球根を贈呈いただきました

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昨日とは打って変わって清々しい秋晴れです。
例年第四銀行様よりチューリップの球根を贈呈いただいておりますが、
今年もお忙しい中、平島支店支店長・宮路拓也様と主任・利川重成様が
届けて下さいました。ジェロントピア新潟一同心から御礼申し上げます。
早速、ジェロントピア新潟の正面玄関と2階ベランダに植えたいと思います。
入所者の皆様も毎春チューリップが咲くのを楽しみにされています。
またチューリップは見て楽しめるだけではなく、押花にも最適で、
施設内の押花教室でも活用されています。
第四銀行様は、140年の歴史を持つ「日本で最も歴史の永い銀行」だそうです。
ジェロントピア新潟も少子高齢化の一段と進む新潟の地で、
地域貢献ができる企業を目指し、更なる努力を続けていこうと思っております。

2013年10月18日

北欧紀行:マリメッコ本店

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鮮やかな花柄や模様、色遣いで日本でも人気の高いマリメッコの本店です。
マリメッコとはマリーちゃんのワンピースという意味だそうです。
外観はオーソドックスな建物ですが、中は様々なファッション、小物類、布地など
盛り沢山で、眺めているだけでも十分楽しめました。
新柄もありましたが、ファンの多い花柄はやはり人気があるようです。
フィンランドのメーカーですが、北欧の各国で目にしました。
北欧デザインとしての地位を確立しているのだと思います。

北欧紀行:ヘルシンキ市内メイン通りのお店

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フィンランドはムーミンの国。ムーミングッツが至る所で販売されていました。
このお店はこども用品のお店で、色が美しくディスプレイが素敵だったので、
思わずシャッターを押しました。このお店にも真っ白なムーミンが飾られています。
フィンランド人は金髪と青い目の方が多く、それも本当に美しい金髪です。
北欧の色彩が色鮮やかなのは、金髪に映える色使いということもあるのかもしれません。

2013年10月17日

北欧紀行:グループホームの昼食

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上の写真はグループホームの昼食です。この他に飲み物と果物が付きました。
メニューはミートローフのマッシュルームソースかけ、バターソースであえたマッシュポテト
人参と玉ねぎのサラダです。右のデザートはルバーブのゼリーで、ビタミンCが豊富とのことでした。
出来たてのホカホカを自分で好きなだけ、食べられる分だけをお皿に取り分けます。
オレンジと鮮やかなブルーのお皿もお料理にマッチしていて素敵です。
家庭のお母さんが作るような優しい愛情一杯の味で、大変おいしくいただきました。

北欧紀行:グループホームの女性シェフ

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先にご紹介したグループホーム「ヴィッラタピオラ」の女性シェフです。
約50人分の3食分の調理をメニュー作成から後片付けまで、全て一人で行っています。
ちょうどお昼に伺ったので、シェフのお料理をいただくことができました。
施設長からの評価も高く、個々の職員も皆入居の方々と同じ料理をいただくのですが、
「シェフのお料理が楽しみ」とのことでした。

2013年10月15日

北欧紀行:音楽の力

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今回の研修でまた更に、音楽の力の素晴らしさを実体験として経験しました。
様々な場所で演奏させていただくことができたのは、松田の今後の励みとなっています。
研修に伺った施設では全施設にピアノがありました。ピアノの上には
その土地で昔から良く歌われてきた歌の楽譜が、沢山置かれていていました。
いつも歌が歌われ、音楽が溢れ、心の癒しとなっているのだと思います。
音楽は言葉がわからなくても通じ合えるものがあります。
松田にとっては、音楽療法との出会いが福祉の仕事の出発点です。
音楽の力を再確認できたのですから、更なる向上を目指して、
「もっともっと学ばなければならない」と思っています。

北欧紀行:青少年交流事業

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キナポリ多機能サービスセンターでは、近くの芸術高校との交流が行われていました。
上の写真は、高校生が利用者にインタビューをしてその方の絵を描いたものです。
利用者は自分の人生やフィンランドの長い歴史を語り、学生はただ単に写生をするのではなく
その方の人生の背景をも表現するという試みだったそうです。
廊下の壁一面に多数の絵が飾られていましたが、どの絵も心に伝わってくるものがあり
迫力がありました。
絵を描いた学生は「この国の歴史についてあなたを通して学ばせていただいた」と
感謝の言葉を述べたそうです。

2013年10月11日

北欧紀行:ダンス・ダンス・ダンス

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北欧はダンスが盛ん。それも社交ダンスを楽しむ土台があるようです。
キナポリ多機能サービスセンターのクラブ活動の中でもダンスの人気が高く
月曜日と水曜日に開催されますが、毎回30人から100人が参加するそうです。
松田が見学した日のダンスミュージックは、エレキギターを片手に歌もおできになる男性が
一人で担当されていました。多分年齢的には高齢の方だとお見受けしましたが
パワフルで何曲も立て続けに演奏されていました。
やはり生バンドは迫力がありますし、踊り手に合わせることができるので、
皆様楽しそうに踊られていました。
好奇心旺盛で何でもやってみたい松田は、ちょうど傍にいた方にお願いして
ダンスに参加させていただきました。楽しかったというのは言うまでもありません。

北欧紀行:キナポリ多機能サービスセンターの施設長

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今日は新潟は朝から秋雨です。木々の雨のしずくを眺めると、穏やかな気持ちになります。
上の写真は向かって左がヘルシンキのキナポリ多機能サービスセンターの施設長、
右がデイケア主任です。施設見学に際しては大変お世話になりました。
お二人とも歩くのが早く、活動的で、説明もわかりやすく的確でした。
どこの施設でも制服は無く、思い思いのおしゃれを楽しんでいます。
お二人で打ち合わせをされた訳ではないでしょうが、
施設長は黒のカットソーに白のパンツ、、ベージュのブーツという出で立ち、
デイケア主任はその逆で、黒と白のコディネートが素敵でした。
写真ではよくわかりませんが、主任の携帯のストラップはセンター制作しているものです。
プルタブを再利用したもので、プルタブは同じくバックやアクセサリーにも再加工されていました。
作品としても丈夫で、デザイン性の高い物に仕上がっていたのは驚きでした。

2013年10月10日

北欧紀行:ヴィッラタピオラの郵便受け

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玄関に沢山のバックが吊り下げられていますが、なんだかお判りでしょうか。
これはお聴きして驚いたのですが、個人個人の郵便受けです。
先にご紹介したグループホーム「ヴィッラタピオラ」の玄関にありました。
自分の好みのバックを用意し、そこに自分あての郵便物が届くなんて、
夢のある試みではありませんか。発想が豊かで素晴らしいと感心しました。
「個人個人を大切にする」ということが貫かれているのだと思います。

ラーメン屋台 in ジェロントピア新潟2013

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台風の影響で夏のような蒸し暑い日となった9日、ユニット内にラーメン屋台を組み立てて、
出来たてのラーメンをお出しする給食行事が行われました。
毎年恒例となっていて、皆様楽しみにされています。ユニット内で調理をするため、
美味しそうなスープのかおりがユニット中に広がり、食欲が刺激されます。
味はだしの効いた醤油味で、トッピングのチャーシュー、ゆで卵、茹でたホウレンソウと
具材の色取りもよく大変おいしそうでした。
やはり麺類、特にラーメンは茹でたて、できたてが一番おいしいのでしょう。
参加された皆様の笑顔に、幸せな気持ちになりました。
準備対応された職員と調理担当の皆様に感謝します。

2013年10月09日

北欧紀行:グループホーム「ヴィッラタピオラ」(エスボー市)

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ヘルシンキ近郊の自然豊かなエスボー市の住宅街にあるグループホーム「ヴィッラタピオラ」の
施設長です。写真は入浴用の高さ調節ができる椅子で、隣にサウナが完備されています。
お風呂はどこの施設でも見かけることはなく、全てシャワーでした。
この施設は、施設長自らが「自分が理想とするケアを提供したい」と立ち上げた施設です。
サウナがあるのも入所の方々にとって、ありがたいことだと思います。
「高齢者は人生という旅の途中。その方が望む旅が続けられるよう支援する」とおっしゃった
施設長は、自信に満ち溢れていました。
各居室内にはリフト用のレールが装備されていましたし、日陰のある中庭も
芝生の美しい広い庭もあり、日常生活が不安なく送れるような心づかいが随所にありました。
施設長の来ておられたシャツは、フィンランドの誇るデザイナーのマリメッコ製です。
マリメッコは見ているだけで元気が出るデザインだと思います。ウエアだけではなく
ランプシェードやカーテンなどにも使われていました。

北欧紀行:ヘルシンキのホテル内のサウナ

フィンランド人にとってサウナは生活の一部のようで、宿泊したホテル内にも当然のように
サウナがありました。本場のサウナはぜひ体験したいと思い、フィンランド滞在中はホテルの浴槽は
一度も使わずサウナを利用しました。日本のサウナとは少し違うように感じましたので報告します。

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上の写真はサウナに続くシャワー室から写したものです。脱衣場からシャワー室、
そしてサウナへとつながっています。サウナの内部は日本に比べると随分と暗い印象でした。
フィンランド人にとってサウナは神聖な場所だそうです。
温度調節はこれも日本に比べると幾分低く感じました。サウナ室が締切ではなく
扉の下が少し開いているので、温度が上がりすぎるのを防いでいるのかもしれません。
松田はさほどサウナが好きなわけではなく、日本では利用することはめったにありません。
でもフィンランドのサウナは本当に心地よく、毎日でも入りたいと思うほどでした。
それほど快適なサウナでした。宿泊したホテル内にサウナがあったのは
フィンランドとノルウェーだけで、スウェーデンとデンマークにはありませんでした。
見学したグループホームにもサウナがありましたので、
フィンランド人にとってサウナは特別のもののようです。

2013年10月08日

北欧紀行:キナポリ多機能サービスセンターでの昼食

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キナポリ多機能サービスセンターの訪問が丁度お昼にかかる時刻だったので、
まず2階にある食堂で昼食をいただきました。上の写真は松田のチョイスです。
豊富な野菜が山盛りになっているサラダバー、メイン料理、スープ、パスタ、パン、果物、
デザート、飲み物のコーナーを次々と回って、お皿に盛り付けるセルフサービス形式です。
今回のメイン料理はタラのグラタンを選びました。付け合せは蒸したホクホクのジャガイモです。
北欧ではどこでもジャガイモ料理が出ます。小さなものから大きなものまで
種類も豊富で味も良く、おいしかったです。
食事代は沢山選んだので、これで1,000円くらいです。北欧は消費税が高く、食事代金は
決して安くはないと思います。マクドナルドのコーヒーが2ユーロで約280円くらいでした。
フィンランドは食事を大切にする国で、デイケアにおいても朝食が出ますし、
保育園でも朝食が出るそうです。これは家族にとってとても助かる配慮だと思います。
市庁舎を見学した時も、朝の講習会に参加されていた方々用に、朝食が用意されていました。
キナポリのグループホームでは一日5食を提供していました。朝食、昼食、おやつ、夕食、夜食です。
特に夜食を提供することにより、満足して就寝される方が居られるそうです。
福祉の基本はやはり温かくおいしい食事だと思います。

「ミュージックグループ・虹」様が北越銀行賞を受賞しました

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「ミュージックグループ・虹」様には、長年に亘って音楽療法や施設内コンサートにおいて、
演奏活動をしていただいています。この度そのボランティア活動が認められて、
北越銀行賞というボランティアグループに贈られる賞を受賞しました。
数多くの団体が応募している中、栄えある賞をいただくことができたことは、
推薦者としても大変名誉なことで、うれしく思っています。
毎年6月にはジェロントピア新潟内のイルカホールでコンサートを行って、
入所の皆様方にも喜んでいただいています。
今後も「ミュージックグループ虹」様にはお世話になる事ばかりですが、
ますますの活躍を心からお祈りしています。

2013年10月07日

北欧紀行:キナポリ多機能サービスセンター

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フィンランド市内のキナポリ多機能サービスセンターのカフェの入り口です。
1985年に設立され、改装・改修を経て2012年に現在の3つのグループホームとサービスホームを
併設し再スタートしました。外観は街並みに溶け込んでいて違和感が無く、
言われなければ通り過ぎてしまいそうな建物です。内部は広く設備も充実していて、
プールや体育館、ジム、食堂やカフェ、クラブ活動用の部屋も多数備えています。
内容としては健康な高齢者向けのサービスセンター、ケアの必要な方向けのデイケアセンター、
認知症グループホーム3棟(定員39人)、24時間ケア付きのサービスホーム(定員24人)を
運営しています。
日本では多機能というとケアの必要な方々の施設となっていますが、ここは違いました。
サービスセンターでは、健康な高齢者や失業中の人々、薬物やアルコール依存を抱える人々にも
施設を開放し、様々なクラブ活動や健康管理、メンタルサポートを行っています。
ヘルシンキ市民であれば誰でも利用でき、移民支援や学生交流、
ボランティアコーディネートも行われていました。
市民が孤立しないよう情報提供の窓口として積極的な働きかけをし、地域住民に愛され、
地域のコミュニティーセンターとして機能していました。
今後の日本の地域福祉を推進するために、非常に参考になる取り組みだと思います。
一日約400名が利用するというセンターは、即ボランティアの確保にもつながっていました。
日本でも発想の転換が求められる時期に来ていると思います。

北欧紀行:芸術作品の展示

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ヘルシンキ市庁舎の玄関には、巨大なオブジェが展示されていました。
実のなる果物を表現しているそうです。
市庁舎内至る所に芸術作品の展示があったのでお聴きしたところ、
「学校や行政、施設などには芸術作品を展示するよう定められている」とのことでした。
やはり生活の豊かさを思っての計らいなのだと思います。
暗く長い冬を過ごす北欧においては、色彩の鮮やかさやデザインの優秀さに
目を見張るものが多いと感じます。
ジェロントピア新潟でも施設内に宮田亮平先生のイルカの作品や、佐々木かず子先生の
10号の油絵を展示しています。人生の完成期である介護施設には、
優れた芸術作品が必要なのだと思って対応してきました。
松田のこれまでの考え方を肯定していただけたようで、うれしく思いました。

2013年10月05日

北欧紀行:シベリウス公園

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ヘルシンキ市には、フィンランドの代表的作曲家ジャン・シベリウスを記念した公園があります。
ステンレスパイプのモニュメントとシベリウスの肖像のオブジェは見もので、
これは肖像のオブジェです。始めにステンレスパイプのモニュメントが制作され、
その後この肖像が付け加えられたそうです。作者はエイラ・ヒルトネンという女流作家です。
シベリウスの曲の中でも「フィンランデイア」は有名で、フィンランド国民の愛唱歌としても
よく歌われ演奏されています。公園に向かうバスの中でも、この曲が流れていましたので、
よほど国民に愛されている曲なのだと思います。
フィンランドの施設研修では、フィンランドの方々に敬意を表する意味で、
この「フィンランデイア」を演奏したいと思って準備していました。
施設見学前日にホテルで団員の皆様方と練習し、施設内のカフェと食堂で
演奏することができました。じっと聴いていただいた後に、拍手をしていただきました。
音楽を通じてのノンバーバルコミュニケーションの醍醐味と、
この曲の素晴らしさにに感動を覚えました。
9月18日のジェロントピアの敬老会のオープニングにもフルート、ピアノ、チェロで演奏しましたが
やはり好評でした。人々に勇気を与える曲なのだと思います。

北欧紀行:フィンランド大聖堂

抜けるような青空とはこのような空だと思います。本当に真っ青な空でした。
バルト海に面したフィンランドは、日本の国土から九州を除いたほどの面積に
約540万人が暮らしています。首都ヘルシンキ市の人口も59万人ですから
大きな国ではありません。
ヘルシンキ市の街の中央に大聖堂があり、それを超える高い建物は見当たりません。
「森の高さ」を超えないという質素で堅実な考え方と街づくりです。
水道水がおいしかったのは驚きで、ペットボトルの水を買うことは一度もありませんでした。
空気も澄んでいて緑も多く、身近に自然が感じられる都市でした。

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教育の分野ではPISA2000で学力世界一となり、手厚い社会保障で知られながらも、
IT産業の急成長により世界トップクラスの経済競争力を誇っています。
人口密度は17.8人/km2で日本の336人に比べると少なく、高齢化率は18%。
合計特殊出生率は1.8ですが、出生率は上昇傾向で、ベビーカーを押す女性をよく見かけました。
この国の消費量ナンバー3は、1位コーヒー、2位アイスクリーム、3位キャンドルです。
長く暗い冬にはキャンドルの明かりが大活躍するそうです。
横断歩道が無い場所を横切る時は、自然と車が止まってくれました。これは日本ではあまり
経験したことがありません。
日本ではせかせかと急ぎすぎ、余裕がない生活をしているのではないかと反省しています。

2013年10月04日

北欧紀行:世界遺産スオメンリンナ島

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世界遺産に登録されているスオメンリンナ島へは、ホテル前のフェーリー乗り場から
フェリーで20分ほどでした。4つの島からなるスオメンリンナ島は、
統治がスウェーデンからロシアに代わるスウェーデンとロシアの戦争より、
フィンランド南海岸を守る為に要塞が築かれた島です。
海に面して要塞の名残の砲台が点在していました。
フィンランドはスウェーデン、続いてロシアに統治され、1917年に独立した国です。

あいにくの雨模様で傘を持って行きました。要塞内のトイレで傘を置き忘れてしまい、
気付いてから30分以上も経っていたため「多分もう無くなっているかもしれない」と思い、
近くに行ってみると、フィンランド人のカップルが「これを探しているのではありませんか」と、
傘を手渡ししてくれました。夫からプレゼントしてもらった大事な傘だったので、
本当にうれしく、「人にやさしい国なのだなあ」と改めて思いました。
帰る途中、着物を着たフィンランド人一行に出会いビックリして、
「なぜ着物を着ているの」と聞いたところ、「自分たちのグループでお茶会を主催した」との事でした。
この場所で、日本の文化と遭遇するとは思ってもいなかったので驚きました。
スオメンリンナ島は景色の美しさばかりではなく、今思い起しても貴重な体験をした心に残る島です。

北欧紀行:女性の力

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今回の研修でご一緒した写真左が宮城県石巻市の特別養護老人ホーム「花水木」の
遠藤施設長、中央が大阪府高槻市のNPO法人きららデイサービスの松永施設長です。
今回の研修では男性の施設長7名、女性の施設長3名の構成でした。
北欧でしたらきっと男女半々になるのでしょうが、まだ日本では男性優位のようです。
お二人には大いに刺激を受け、そして言葉では言い尽くせないほどお世話になりました。

北欧は男女同権、共同参画が貫かれており、見学した施設の施設長は全て女性でした。
今後の少子高齢化の進む日本でも女性の活躍が大いに望まれています。
女性の力を活用しないなんてもったいない!!
スウェーデンからノルウェーへのフライトでの機長は女性で、松田は女性の機長を
始めて見ました。
フィンランドでもスウェーデンでもベビーブームとのことで、
家庭も仕事も両立することが当たり前のように行われていました。
男女平等、そして、女性の力の活用が持続可能な社会を創るということだと思います。

2013年10月03日

北欧紀行:ヘルシンキのホテルの朝食

ヘルシンキでは、マリーナに面したHotel Scandic Grand Marina Helsinkiに宿泊しました。
目の前は海で、色とりどりの船やヨットが行き交うのを眺めることができます。
20世紀初頭の倉庫を改装した、レンガ造りのクラシックな印象のホテルでした。
町の中心街へは徒歩圏内で、レストランやカフェ、デパートや様々なお店も近く、
大変便利でした。

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上の写真はホテルの朝食です。4日間滞在しましたが、毎日お腹一杯食べても
あきることなく、毎日の朝食が楽しみでした。特に北欧はパンがおいしく、それも黒パンや
雑穀パンなどが日本で食べるものとは一味違っていたように思います。
魚が豊富で、毎朝必ずニシンやサバ、サーモンが食卓に出ていたのも
日本人にとってはありがたかったです。驚いたのは果物が丸のまま出されていて
それを大きなナイフで自分で好きなだけカットして食べます。初めての経験でしたが
とても合理的で、慣れてくると果物をカットするのが楽しくなりました。
北欧には丸ごと一人で食べられる小さなリンゴがあります。これが食べやすくてとても
おいしいリンゴでした。日本ではある程度の大きさが無いと売り物にならないのかもしれませんが、
日本にないのが残念でした。

スカンディックとラディソンという北欧を代表する二つの系列のホテルに泊まりましたが、
どちらかというとスカンディックはクラシック、ラディソンはモダンなイメージでした。
どちらも快適なホテルだったことは言うまでもありません。

北欧紀行:フィンエア(フィンランド航空)

実りの秋の到来です。お元気でお過ごしでしょうか。
北欧紀行を少しずつですがアップしていきたいと思います。まだまだ頭の中が一杯一杯で、
十分整理がついていませんが、思いつくままに書かせていただきます。
お伝えしたいことが沢山ありますので、お読みいただければ幸いです

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今回の研修は行きも帰りもヘルシンキ発着だったので、往復フィンエア(フィンランド航空)でした。
その国の航空会社を利用することは、空港内のサービスなど様々な面で便利だと思います。
エコノミークラスでしたが、食事もおいしくサービスも良かったです。
メニューは行きはハッシュドビーフ、パン、サラダ、ゼリー、チーズでした。
到着した日のホテルの食事もハッシュドビーフだったので、よく食べられるメニューなのでしょう。
12年前の北欧旅行では、帰りの飛行機の中でグロッキーになってしまい、
成田に着く直前の朝食が全く食べられないという経験をしました。
今回はそういった事はまったくなく、昼食に出た日本そばも朝食のオムレツも全ておいしく
いただきました。以前よりたくましくなったということだと思います。