北欧紀行:世界遺産スオメンリンナ島

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世界遺産に登録されているスオメンリンナ島へは、ホテル前のフェーリー乗り場から
フェリーで20分ほどでした。4つの島からなるスオメンリンナ島は、
統治がスウェーデンからロシアに代わるスウェーデンとロシアの戦争より、
フィンランド南海岸を守る為に要塞が築かれた島です。
海に面して要塞の名残の砲台が点在していました。
フィンランドはスウェーデン、続いてロシアに統治され、1917年に独立した国です。

あいにくの雨模様で傘を持って行きました。要塞内のトイレで傘を置き忘れてしまい、
気付いてから30分以上も経っていたため「多分もう無くなっているかもしれない」と思い、
近くに行ってみると、フィンランド人のカップルが「これを探しているのではありませんか」と、
傘を手渡ししてくれました。夫からプレゼントしてもらった大事な傘だったので、
本当にうれしく、「人にやさしい国なのだなあ」と改めて思いました。
帰る途中、着物を着たフィンランド人一行に出会いビックリして、
「なぜ着物を着ているの」と聞いたところ、「自分たちのグループでお茶会を主催した」との事でした。
この場所で、日本の文化と遭遇するとは思ってもいなかったので驚きました。
スオメンリンナ島は景色の美しさばかりではなく、今思い起しても貴重な体験をした心に残る島です。