北欧紀行:フィンランド大聖堂
抜けるような青空とはこのような空だと思います。本当に真っ青な空でした。
バルト海に面したフィンランドは、日本の国土から九州を除いたほどの面積に
約540万人が暮らしています。首都ヘルシンキ市の人口も59万人ですから
大きな国ではありません。
ヘルシンキ市の街の中央に大聖堂があり、それを超える高い建物は見当たりません。
「森の高さ」を超えないという質素で堅実な考え方と街づくりです。
水道水がおいしかったのは驚きで、ペットボトルの水を買うことは一度もありませんでした。
空気も澄んでいて緑も多く、身近に自然が感じられる都市でした。
教育の分野ではPISA2000で学力世界一となり、手厚い社会保障で知られながらも、
IT産業の急成長により世界トップクラスの経済競争力を誇っています。
人口密度は17.8人/km2で日本の336人に比べると少なく、高齢化率は18%。
合計特殊出生率は1.8ですが、出生率は上昇傾向で、ベビーカーを押す女性をよく見かけました。
この国の消費量ナンバー3は、1位コーヒー、2位アイスクリーム、3位キャンドルです。
長く暗い冬にはキャンドルの明かりが大活躍するそうです。
横断歩道が無い場所を横切る時は、自然と車が止まってくれました。これは日本ではあまり
経験したことがありません。
日本ではせかせかと急ぎすぎ、余裕がない生活をしているのではないかと反省しています。
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- at 2013年10月05日