北欧研修に行って来ます
新潟ではようやく涼風が吹き、過ごしやすくなってまいりました。
お元気でお過ごしでしょうか。
さて、8月31日から9月12日まで平成25年度民間社会福祉施設等職員研修・調査団員として
北欧に行って来ます。施設長班として、全国から選出された総勢11名の研修です。
今回はフィンランド、スウェーデン、ノルウェー、デンマークと4ヵ国を訪問します。
レポート作成を課せられておりますので、現状を知りたいと様々な本を読みました。
現在高齢者施設で仕事をしていますが、今後の日本に最も必要だと感じたのは
未来を担う子供たちへの支援であり、教育だと思いました。今後福祉を充実させるためには
それを請け負うであろう子ども達が、未来に希望を持てるようなシステムづくりが必要でしょう。
フィンランドは経済状況が悪い時期に教育改革をやってのけ、学力世界一を
獲得した国です。子ども達への温かい給食が無料、学用品が無料、大学までの教育費が無料、
教師が憧れの職業となっているという現実は、今後さらに伸びていく国であることを
予感させます。教育改革により経済状況まで上向きとなりました。
その根底にあるのは「国の競争力と個人の幸せは相反するものではない」という考え方です。
12年前にスウェーデンを訪れた時、行政官に「一番弱い立場の人がどう扱われているかで
その国の豊かさがわかる」と言われたことを思い出します。
2週間もの間留守を守ってくださる職員の皆様に感謝し、しっかりと学んできたいと思っています。