心理臨床学会のワークショップ in 下関

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6月今日は比較的過ごしやすい気候です。お元気でお過ごしでしょうか。
日本心理臨床学会主催の春季ワークショップに参加するために下関へ行って来ました。
5月30日、31日の開催で二日分申し込んだのですが、応募者多数のため、
抽選に漏れてしまい30日一日のみの参加でした。
松田が参加したのは、大正大学日笠摩子先生の「すべての心理臨床家のための
フォーカシング指向心理療法」というプログラムです。
これまでフォーカシングについては深く学ぶ経験がありませんでしたので
非常に楽しみでした。フォーカシングとはクライエントが
自分自身の心や身体の感覚と向き合うことで、自らの可能性に気付き
問題解決の糸口を見出すというものです。クライエントの語る内容を取り上げるというよりも
クライエント自身が自己の体験に探索的に関わる様式となっています。
セラピーの成否を決めるのはセラピストの技法や指向や態度ではなく
クライエント側の要因であるというお話は松田にとって新しい学びとなりました。
クライエントに先生なってもらうというFAT:Focuser As Teacher modelという
方法論も納得のいくものでした。
松田自身フォーカサー体験を通して、自分の抱えている問題を再確認でき、
実はそれが本当に自分がチャレンジしたいと感じていることだと
理解を深めることができました。
下関のワークショップからありがたいことに、元気をいただいて戻ることができました。