北欧紀行:ヴィダゴー市営高齢者複合施設前で
この度の研修は本当にお天気に恵まれ、青い空が広がる中で学ぶことが出来ました。
コペンハーゲン近郊のドラゴー市にある、ヴィダゴー市営高齢者複合施設前での記念写真です。
予防を目的とする、元気な高齢者の支援活動のための施設です。
この施設には大変感銘を受けました。今後の日本の高齢者福祉に大きな示唆を与えると
思われる取組です。メンバー同士の自治で運営されていて、市の職員は施設長のみで、
市議会議員もメンバ―になっています。市の職員以外は
政治家も全てボランティアで関わっているとのことでした。50種類ものアクティビティーがあり、
一週間に約1,100名が利用します。さほど大規模な施設というわけではありませんが、
カフェも併設していて居心地がよく、利用者は安く食事ができるとのことでした。
元気な高齢者の為の複合施設は予防を目的に、これから日本でも
もっともっと必要になると確信しています。
ただメンバー同志の自治とボランティアで運営が継続できていることに
デンマークという国の豊かさと人間性を感じました。
地方議員は仕事を持つボランティアが議員を務めるため議員報酬は無しで、
交通費などの手当てを含めて年間約98万円程度とのことです。
政治家と選挙民との距離が無く、大変合理的で経済的な施策だと感心しました。
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- at 2014年01月21日