北欧紀行:12年ぶりのストックホルム
木枯らしの吹く季節となりました。お元気でお過ごしでしょうか。
この度の北欧研修の第2の訪問地は、スウェーデンでした。
思えば父が亡くなる一年前に、父と母、息子と訪問した思い出の地です。
弟がカロリンスカ研究所に留学していたため、弟家族に会い、
合わせてスウェーデンの施設福祉を見学するために訪れました。
その頃日本では集団ケアからユニットケアへ移行しようとの方針が打ち出されていて、
本場のユニットケアを見てみたいという気持ちもありました。
施設見学では、各居室に置かれた個人所有の家具の美しさに驚いたことを
今でもよく覚えています。長年使い込まれた上質の家具を持ち込まれていました。
決して便利な国ではありませんが、福祉の国ならではの生活の豊かさが伝わってきました。
上の写真は、今回宿泊したホテルのロビーです。本当に偶然に12年前と同じホテルに
宿泊できたことは驚きでした。父と母と息子、弟家族との思い出がよみがえり、滞在中は
なつかしさで一杯でした。あの頃介護老人保健施設ケアポートすなやまを開設して
まだ3年目で、運営においても危なっかしい状況でした。
今でも常に安定した状況というわけではありませんが、ともかくこの仕事を15年以上
続けていることを、父はきっと評価してくれているだろうと思っています。
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- at 2013年11月06日