2007年05月14日

―活気ある職場が入所者様のエネルギーに―

 今までにさまざまな事業所を訪問させていただき、最初にその職場に活気があるか、ないかが感じられる。 当然活気ある職場は職員の皆さんが生き生きと仕事をこなし、結果して実績も順調に推移している。

開設までの準備期間は、各セクションの役割の遂行に毎日がまるで戦場と化し、職員から「やりきろう」の熱意が伝わってきたとき、 ホットした感がうれしく、成功を確信できました。

当施設が開設して半年に、入所者も定員いっぱいになろうとして落ち着きの感はあるものの、職員の活気は充分満たされています。

当施設は「人間愛」を基本方針としています。広辞苑によれば、「いつくしみ合う気持ち」「かわいがり、大事にする気持ち」とあります。 施設として言い換えれば、「入所者様をいつくしみ、大事に」と言えるでしょう。それは、常に「させていただいている」 の心で接することができる「痛み」のわかる人間性を持つことがもっとも大切と思っています。

これからも常に入所者様の「痛み」を理解し、社会の大先輩の安住の地にふさわしい施設に邁進したいと思っています。そのためには、 職員の活気が根幹であり、その活気が入所者様の新たなエネルギーになることを願って・・・

 

事務長 坂 上 照 栄

 

音楽療法士の紹介 <本田 功一>

 はじめまして。本年度5月より、 ジェロントピア新潟の音楽療法担当となりました本田功一と申します。

 私は、 介護福祉士として老人保健施設に2年半勤務した後、

東京国際音楽療法専門学院にて、音楽療法について学びました。

その後デイケアに介護福祉士として2年勤務し、ここジェロントピア新潟に音楽療法士として勤務させて頂く事になりました。

 午後2時から毎日各ユニットで、 週一回ずつ、音楽療法を行っています。利用者の方々がお好きな唱歌・歌謡曲・民謡をギター伴奏に合わせて歌っていただいたり、 様々な楽器を用いて合奏したりしながら、 なつかしい思い出話に花を咲かせています。

 これからも、 この活動が利用者の方々の楽しみの一つとなり、また、精神面のケアとして感情表現を促し、 より豊かな生活の援助が出来るように努めていきたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。         

2007年05月02日

ジェロントピア新潟の桜に寄せて

「まさをなる空よりしだれざくらかな 富安風生」

桜は日本人にとって特別な花ではないでしょうか。今ジェロントピア新潟の八重の枝垂桜が満開です。
%82%B3%82%AD%82%E7.bmp お年寄りにとって毎年のお花見は格別のものだとずっと感じてきました。 ですからジェロントピア新潟の建設をすると決めた日から、施設には絶対に桜を植えようと心に誓いました。 外へお花見に行けない方々にも桜を楽しんでいただきたいと考えたからです。 幸い私の思いに賛同してくださった設計と施工の方々が私の願いをかなえてくださいました。
特に中庭の枝垂桜は見事で、施設内にいてもその美しさを感じ取ることができます。毎日眺め、いとおしんでいます。この枝垂桜は、 こだわって角田まで選びに行きました。何本か見た中で最も気に入った桜です。山から運んできたので咲いてくれるか心配していたのですが、 頑張って満開の花を開かせてくれました。よく咲いてくれたという思いで一杯です。この桜のように美しく、 たくましい心を持つ自分でありたいと願っています。

施設長 松田美穂